OZ〜魔法の国の歩き方〜をクリアする
ろう膜の根元にちらと存在していた筆毛は知らぬ間に成長し、つるんとした本来のチャーリーに生まれ変わっていた。
体重三二グラム。こちらはほぼ変わらぬ推移であるが、活動中緑の羽根の回収が多くなる。確実にチャーリーに変化が訪れていた。
以前、W31Hなるフィーチャーフォンを利用していた。
PENCK : au PENCK (W31H) | デジカメの部屋 〜中古デジタルカメラレビュー〜
(通称ペンクと呼ばれていたもの、詳細は上記が分かり良し。懐かしいと感じて下さる方がいれば大変嬉しい。)
その学生の時分、流行したゲームに執心していたことを覚えているー現在もAndroid、iOSともにプレイ可能な『歪みの国のアリス』というゲームだ。
「アリス」をダークファンタジーに仕立てた、題名偽りなしのゲームで主人公の年頃と近い私含め、周りの友達も熱中していた。
また、経済的な保護下に置かれていたあの頃、有料の携帯ゲームを購入するのも躊躇われる風潮が確かにあったにも関わらず、それは口コミで広がっていったという。
そんな『歪みの国のアリス』を製作したナイトメアプロジェクトが手がける最新作を、放鳥時間の暇つぶしとセンチメンタルよりダウンロードした。
今回は売り切りの今までと異なり、他のノベルアプリと同様、毎日同時刻に無償補充されるチケット「金の羽根」を消費してシナリオを進める形式を取っている。また、「不死鳥の羽根」を購入し、補充を待たずしてゲームを進められる方法もある。
私は冒頭の部分で「不死鳥の羽根」を購入した。経済的な自立とはなんと素晴らしいことか。
冒頭部分、記憶を失った「ドロシー」が「東の魔女」の館で目覚めるシーン。
テーマは「成長と巡る命」というところだろうか。物語において手垢のついたテーマだが、概ね、ナイトメアプロジェクトの世界観で「オズの魔法使い」を描くことに成功しているので問題なし。
キャラクターが実に魅力的なので、展開がやや冗長なところには目を瞑って頂き、仲間が揃う場面まではせめてプレイをして下されば幸い。
記事冒頭の写真と視線の違うチャーリー。チャーリーの体の変化は著しく、チークパッチ(頰にある模様)の下に薄っすらと泣きぼくろが出来ている。以前は見られなかったものだ。
この模様はスロートスポットと呼ばれるものらしい。セキセイインコによっては左右合わせて五つから六つ、はっきりと表れる個体もいるそうだが、チャーリーの場合は薄っすらと左右に一つずつ出来た。換羽が進めば増える可能性もある。
くろはスロートスポットのない方が器量良しと言っていたが、本日チャーリーをよく構っていたところを見ると愛情に変わりはないようである。
変化するものしないもの、全く手垢のついた内容で恐縮だが、これもまた私の世界観ということでここはひとつ。
<了>
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