粟穂、ボレー粉に胸躍る秋
粟穂の茎をチャーリーが何日もかけ、漸く噛み切ったので新しい粟穂を設置した。
最も好きな食餌が粟穂(初日から三日ほど殆ど食餌に口をつけなかったが、粟穂だけはよく食した)であるため、首を振りながら啄ばみながらカメラを確認しながら忙しなく動き回る。
また、ボレー粉も餌に混ぜずに単体で置いているとよく啄ばむ。餌入れが傾いても構わず啄ばむ際に尻が右に左に揺れる。その姿がなんとも可愛らしい。
本日くろも私も仕事が立て込んでおり、あまり放鳥できなかった。そのため、Netflixでゴットファーザーとマネーショートを観せる。
可哀想に、くろが家を出て行く折には悲痛な叫びを聴かせるのだという。私は別室にいるので聴くことはないが、いつも後ろ髪を引かれる思いなのだとくろが悲しそうな顔をしていた。
セキセイインコには人間が休みなのかそうでないのかを分別する術はない。それを考えると多頭飼いが勧められる理由も自ずとわかる。
最近人間の食事を早め、チャーリーと共に夕飯を食べることに決めた。くろと話をしていると地鳴きをしながら首を振り、楽しそうに会話に参加してくる彼は健気でいじらしい。
だからこそ冬場、一羽で籠の中眠るのは寂しかろうと思う。今度休みが取れるのなら、もう一羽相性の良いセキセイインコを見に行こうか。まずはくろに相談しなければなるまい。
<了>