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チャーリーとしろくろ

セキセイインコのチャーリーと人間のしろとくろの生活をつづります。

誠文堂新光社『ザ・セキセイインコ』を読む

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 玩具作成中、チャーリーはプラスチックのこすれる音が気になったようで、私の足元でうろうろと歩き回る。しばらく作成の様子を濡れた黒い瞳で見つめ、ある程度形になるとその端から遊び始めるチャーリーである。完成品については後日まとめようと思う。

 

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 この玩具作成の意欲も、事前に書評執筆を表明していた『ザ・セキセイインコ』を読み終えたからに他ならない。

 本書の構成は本編が十個のチャプターに分かれ、最後に用語集と付録としてセキセイインコに関する情報元、参考文献の記載がある。

 セキセイインコを飼うにあたって必ず出会うだけあり、刊行日が二〇〇七年と少々古いことが気にならないほど良書だ。迎える準備から遊び方、食餌、玩具、病気、雛の育て方、巣引き、セキセイインコの仕草や鳴き声の意味など、非常に幅広い。

 まずは本書を読み、気になる事柄があれば付録や参考文献を引用し、知識を深めていけばよい。特に三番目の「セキセイインコを迎える前の準備」の中にある「バードツリー」の作成方法は私にとって興味深く、早速米国版Amazonでネットサーフィンを行なった。

 また、筆者の意見としてセキセイインコはより自然な状態で飼うのが最も良いという考え方なので、多頭飼いが推奨されている。今後、チャーリーに相棒を迎える際には相性を見ることができるよう、事前に相談するのが肝要であろう。

 引き続き、同社刊行の雑誌『コンパニオンバード』も意欲的に取り寄せ、書評をまとめたいと感じた。

 

 本書にこのような記載があった。

 —どのセキセイインコも一羽として同じ鳥はいません。ですから、これから説明する行動が一から十まで自分の子にあてはまらなくても、心配はいりません。

セキセイインコの気持ちを知ろう」冒頭部分より

 チャーリーはセキセイインコであるが、その前にチャーリーという個体なのだと本書を読んで改めて思った。

 ぜひ幸せに、二人と一匹で共に暮らしていきたいと玩具を作成しながら考える、木枯らしの夜である。